2026年3月2日から10日にかけて、芝浦工業大学(SIT)、國立台湾大学(NTU)、アジア工科大学院(AIT)の共催による土木工学グローバルPBL「防災の未来を仲間とともに創る “Waves of Wonder(技術と発見の波)”」が、台湾の國立台湾大学において開催されました。芝浦工業大学からは土木工学科および土木工学課程の学生81名が参加し、NTUおよびAITの学生とともに国際混成チームを編成しました。学生たちは英語による議論や協働作業を通じて、防災やインフラの未来について考える9日間を過ごしました。
プログラムでは、MRT中原駅周辺の深掘削工事、松山駅付近の電力ケーブルトンネル、さらに台北の新たなランドマークとして建設が進む超高層建築「Taipei Twins」など、都市インフラを支える建設現場を視察しました。大規模な工事現場や最先端の技術を間近に見ることで、教室で学んだ知識が社会の中でどのように活かされているのかを実感する機会となりました。
また、NTUの博士課程学生やポスドク研究員による研究紹介、企業技術者による実務講演も行われ、防災・地盤・構造・水工学など幅広い分野の最新の取り組みに触れる機会となりました。期間中には計8回のグループワークが実施され、学生たちは異なる専門や文化的背景を持つ仲間と議論を重ねながら課題解決に取り組みました。最終日には英語によるプレゼンテーションが行われ、日・台・泰の教員や実務者の前で成果を発表しました。
文化や価値観の違いを越えて議論を重ねたgPBLの10日間は、学生たちにとって大きな学びの機会となりました。日本・台湾・タイという自然災害の多い地域に共通する課題について考えながら、専門知識の理解を深めるとともに、国際的なコミュニケーション力や協働力を養う貴重な経験となりました。